同居親族からの暴力を受け安全な住まいへ|地域包括からの解決事例
同居の息子から暴力を受けた女性が、社会的入院・ショートステイを経てサ高住入居に必要な身元保証を整えた地域包括連携の解決事例です。
身元保証 /
安全な住まいへの移行では、施設側から身元保証人を求められることがあります。 この解決事例は、地域包括支援センターと居宅ケアマネジャーからの相談を起点に、サ高住入居に必要な身元保証を整えたケースです。
この事例で分かること
- 緊急の保護・入院後に、住まいの保証が必要になる流れ
- 包括・ケアマネ・施設と連携した入居準備
- 安心・安全な環境での継続支援の意味
相談内容
長男と同居している女性です(夫・次男と死別)。地域包括職員と居宅のケアマネジャーが自宅を訪問した際、長男から首を掴みかかられている状態で発見されました。最寄りの診療所の夜間診で大きな異常はありませんでしたが、身体的虐待のため医療機関へ社会的入院となりました。長男は知的障害があり、アルコールが入ると暴力的になるため、現時点では息子と同居しない方がよいと判断されました。その後、ショートステイを経て、包括が手配したサービス付き高齢者向け住宅への入居準備を進めていますが、施設より身元保証人をつけてほしいと言われ困っていました。
ご本人の状況(概要)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 82歳 |
| 介護認定 | 要介護2 |
| 病歴 | 喘息、高血圧、認知症、解離性大動脈瘤 |
| ADL | 自立 |
| 経済状況 | 年金(月約10万円) |
| 本人の意向 | 自宅には帰りたいが難しいことは理解している。亡くなったあとの備えについても、息子には難しいので、追々手続きを進めたい |
課題
- 安全な住まいへの移行に、身元保証人が必要
- 入居準備(家財・衣類など)と保証契約を並行する必要がある
- 心のよりどころを失いやすい状況での継続的な支えが必要
対応内容
- サ高住入居に向けた説明と契約
身元保証が必要なことを説明し、契約と同時に身元保証を整えました。
- 入居準備
必要な衣類・家電・家具の調達および搬入を進めました。
- 医療・介護との連携
サービス担当者会議や診療への同席など、関係者と連携しました。後見人が関与する事項は役割を分けて進めました。
- 入居後の定期訪問
施設への定期訪問を行い、施設長・担当ケアマネジャーと連携しながら支援しています。
結果
- サ高住への入居に必要な身元保証が整った
- 安心・安全な環境での生活再開につながった
- 入居後も施設・ケアマネと連携した支援が続いている
ポイント
- ご本人が心のよりどころを失いやすい状態なので、丁寧に寄り添う
- 安心・安全な環境で暮らしていただけるよう支援する
- 施設・ケアマネとの連携を切らさない
関連ページ:サービス概要/地域包括支援センター向け/お問い合わせ