視力低下が進むうちに施設入所準備|居宅ケアマネからの解決事例
視力障害のある方が、見えるうちにアパート解約や施設契約を終え、透析通院も見据えて入所した居宅ケアマネ連携の解決事例です。
生活支援 /
視力の低下が進むと、書類手続きや引っ越しは「見えるうち」に終える必要があります。 この解決事例は、居宅介護支援事業所からの相談を起点に、施設入所と身元保証・死後事務を整えたケースです。
この事例で分かること
- 視力障害がある方の入所準備の進め方
- 透析通院を見据えた施設選び
- 身元保証と死後事務をセットで備える意味
相談内容
視力の低下が進行し、自室での転倒もあり、アパートでの生活に不安を感じるようになりました。施設に入りたいが、親族と疎遠のため身元保証人を頼める人がいません。人工透析を受けており、できれば透析クリニックへの通院介助を受けられる施設を希望されていました。
ご本人の状況(概要)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 67歳 |
| 介護認定 | 要介護2 |
| 病歴 | 慢性腎不全、糖尿病、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症 |
| 手帳 | 身体障害者手帳2級(視力障害) |
| ADL | 服の着脱・入浴時に多少の介助が必要 |
| 経済状況 | 年金(月約15万円)、預貯金(約1,300万円) |
| 本人の意向 | 視力のあるうちにアパート解約や施設契約などを済ませ、施設で暮らしたい。親族とは疎遠のため一切連絡を取っていない。最期は終活コンシェルジュにすべてお願いしたい |
課題
- 施設入所に必要な身元保証人がいない
- 見えるうちに契約・解約・引っ越しを終えなければならない
- 透析通院を見据えた施設選定が必要
対応内容
- アセスメントと契約
同行のもと状況を確認し、身元保証および死後事務委任契約を締結しました。
- 施設紹介・入所支援
透析クリニック併設の施設などを紹介し、入所支援を行いました。
- 入所後の支援
定期訪問のほか、指定の通院介助、医師の診察時の同席、結果の施設への報告などを行いました。
- 遺言の準備
資産処理が円滑に行われるよう提案し、公正証書遺言作成に向けて準備を進めました。
- 継続連携
施設長・ケアマネジャーと連携し、必要な支援を迅速に行っています。
結果
- 視力のあるうちに入所手続きを終えられた
- 施設での生活が落ち着き、ご本人の表情も穏やかになった
- 緊急時・医療同意・最期の備えの体制が整った
ポイント
- 緊急時や病状悪化による入院・医療同意を円滑にする
- 安心して施設で暮らせるよう支える
- 安心して最期を迎えられる備えにつなげる